ネズミの記憶
子供のころ下町に生まれ育った私はドブネズミが自宅の天井に住んでいました。
隣の家にも。
昔の下町の住宅は長屋で家と家の間がない構造でしたから
ネズミは行ったり来たり
自由そのものでした。
当然実家もそうでした。
母がカゴで捕獲をし駆除をしていました。
日常茶飯事でした。
駆除しても駆除しても隣から入ってくる。
キリがない。
天井裏はネズミの運動会でした。
空き地があり草木があり虫たちも住んでいた町でした。
今ではウォーターフロントとか訳の分からない横文字つけられて
まるでわたしの生まれ育った町ではなくなってしまいました。
コンクリートジャングルと化してしまいました。
ネズミの出る家は赤ん坊が危ないと云われていました。
「どうして？」
「アクションがほとんどないからです」
「ネズミに狙われます」
お年寄りも多く野良猫もたくさんいて近所付き合いもあり
平和なところでした。
ネズミだけが玉の傷でした。
現代みたいなマンションもなく古い戸建て住宅だけでした。
商店街が商売になった時代でした。
洋服屋、時計屋、パン屋、電気屋、雑貨屋、銭湯、中華屋（町中華）、酒屋、
味噌屋（味噌専門店）、駄菓子屋
おもちゃ屋、薬屋、もんじゃ屋、レバフライ屋、寿司屋、肉屋、魚屋
床屋、畳屋、和菓子屋、天婦羅屋（天ぷら専門店）、洋菓子店、果物屋、八百屋
スーパーは１か所ありました。
商店街に交番
去年両親の法事を行うために実家の方へ行きましたが
落ち着きませんでした。
なぜか歌舞伎町へ行った方が落ち着きました。
不思議なものですね。
歌舞伎町は17年くらい行っていてどこの場所でコロナが出た、事件があった、
危ない場所などがわかっているからなのでしょうか
何かあれば関連ニュースはほとんど読みますので。
どこのビルでコロナウイルスが出たのかも知っています。
お客様より知っていたりしますね（苦笑）
わたしが子供のころはドブネズミが荒らしていましたから
現代とは異なります。
実家をでて暮らしていた家ではネズミに侵入されました。
３０代の頃女性と同居していました。
この時はスーツを着てコミッション（歩合）
セールスマンをしていました
コンクリートタウンに出勤していました。
毎日10時～24時まで営業活動、テレアポですね。
ネズミとは縁もゆかりもない仕事でした。
深夜決まった時間に家に侵入してきて階段を上り二階へきます。
嫌なものでした。
わたしのお腹の上には愛猫が寝ていましたが
全く反応しませんでした。
追払ってもくれませんでした。
可愛い寝顔でした。
猫が家にいる方はわかると思いますが猫が入れるように扉を開けておいたり
しますから。
ネズミはそこからきます。
そのころはもう、クマネズミでしたら
子供のころのネズミとは違いますから厄介でした。
ネズミ駆除とは全く関係性もない仕事でしたから
何も出来ず困惑していました。
インターネットはありましたが高額な時代でしたから
23時以降にならないと一般人は使えない料金体系でした。
昼間は使えません。携帯は？ 28歳くらいはポケベルでした。
そんな時代でした。
今のようにネットで気軽に『ネズミ駆除』とか検索出来ないのですよ
「わはははは」
「笑いましたね」
昭和という時代はそういう時代なんですよ。
30代に住んでいた町は近くに商店街はありましたが
ネズミが大量に発生した→聞いたことはありませんでした。
まさか、自分の住んでいるところにネズミが侵入してくるとは
考えてもいませんでした。
悪夢の毎日でした。
だから、お客様のお気持ちは深く理解できます。
このときはまさかネズミ駆除・防除の仕事をするとは思ってもいませんでした。
やりたくない仕事3本の指に入っていましたから
お客様のお役に立てればうれしく思います。
ネズミという生物は深いな音も立ててきます。
ノイローゼになってしまう人もいます。
精神的にも最悪な生き物なんです。
菌もダニも寄生虫もいます。
わたしの知り合いの女性で道を友達と歩いていたら
ネズミが
来たので蹴ったらしいです。
その友達が驚愕したとのこと
「今のネズミ？」
言葉を失ったそうです。
あるお店のマネージャーはクマネズミを隅に追い詰めたそうです。
➡牙を剥いた➡窮鼠猫を噛む➡それ以来ネズミはダメと言われていました。
ある同業者はネズミに噛まれた➡仕事に出れなくなったそうです
昔のネズミの映画ご存じですかネズミの大群が人間を襲う内容です。
【ベン】主題歌はM・J
クマネズミを飼っている女性もいるそうです。
世の中不思議な人もいますね。
まるでペットですよ。
ハムスター🐹じゃないんですから
ネズミって尻尾から捕まるんですよ！
知ってました？
と少し上から目線の同業者もいますね。
すみません、愚痴になりましたね。
『テレビで放送されました』と宣伝しているところもあります
私共レベルの吹けば飛ぶような業者にもテレビ局の制作会社から
依頼を頂いたことがあります。
番組名『危険生物』最近スズメバチばかり
以前はクマネズミもやっていましたが
『スーパーラット』『スーパーラット』と連呼していました
そんな簡単に出てこないよスーパーラットは
➡視聴率のためでしょう
ある飲食店のスタッフの方で面白半分にネズミの事を聞く方がいました
➡ヘビー級にしようか？
➡ライト級にしようか？
その方の言い方などによって決めていました。
寸胴のスープの中を優雅に泳ぐネズミ、上手い肉目掛けてダッシュするネズミ
人間によって生命を奪われてしまうネズミ
海外のように人間を襲うネズミ
ネズミいろいろ
です。
朝🌄の繁華街、お店の前にクマネズミの死骸が
こんな光景も珍しくありません。
電線を上手に渡りお店とお店を行き来したり
好きな時に侵入して
手作りキムチのお店でネズミが出ていても
平気で出しておく。
ネズミ駆除費用が高いから業者に依頼しない
➡️夕食🌃🍴時間
家族は部屋で
クマネズミはキッチンで
仲良く食事🍴🏠タイム⏲️
５年間ネズミと戦ってきたけど
もう～😱疲れた😣💦⤵️
カウンターで食事していたら
上からネズミ🐀が落ちてきた
団体で飲んでいたら女性の膝にネズミ🐀が落ちてきた
接客するお店でネズミが女性の足を登ってきた
ネズミ🐀が出たと緊急調査➡️いないな
➡️バソコンの後方のカーテンにつかまっていた
ネズミ🐀駆除作業中に壁の穴から出てきた
広い客席のまわりに荷物入れが無数にあり
その中にネズミ🐀がいて
ちょっとした捕物帖になった
粘着剤が体に付着して建物の柱にくっついて
動けなくなったネズミ🐀
油を多く使用している場所の近くで
ネズミ🐀の捕獲にチャレンジ
ネズミ🐀の足に油が付着し高速で走る🏃ので
油を弾いてしまい捕まらない
300枚粘着シートをキッチンに敷き
ネズミ🐀の捕獲を狙ったが
ジャンプ
見事にかわされた
そのかわりにフライヤーの下に１枚だけ
セットしたシートに捕まった
正面からくっついていた。
食品工場の側溝に食パン🍞を咥え入って行った
親ネズミ🐀➡️子🐀にエサを与えるため
飲食店🍴😋🍷の横タイプ冷蔵庫のモーターを
開けたらネズミ🐀が飛び出してきた
中にはうまれたばかりの赤ん坊🐀が二匹
子供をみすて自分だけ逃げた親ネズミ🐀
人間にも同じ人いますね。
ファーストフード店内にネズミ🐀が逃げ込んだ
お店のシャッターを閉めて頂き
捕獲作戦が始まった。
ディスプレーの裏側に追い詰め左右からシートを
敷いて前も。
シートで囲み棒で追いやり
捕獲成功
２階にテラスがあるお店➡️外周から上ってくる
その界隈にはウンザリするくらいネズミ🐀が
集まっている➡️開発ばかりやっている街🏢🏬🚶♀️🚃
ネズミ🐀で困っている住宅➡️壊して建て直した
➡️ネズミ🐀はいなくなった
➡️再び🐀はやってきた
➡️ネズミ🐀で苦しむ日が復活した
➡️「そんなことあるの？」
➡️「はい」
➡️近所にネズミ🐀がいれば
➡️建物を壊すのに費用がかかり
➡️建てるのに費用がかかり
➡️ネズミ🐀駆除の費用➡️もう出せない😅
悲惨な状態となってしまいました事例です
ネズミ🐀は階段も上って入ってくる
外は大雪で玄関を少し開けていたら
ネズミ🐀が入ってきた。
ネズミ🐀は入り口から入ってくる
➡️入ってきたらわかるだろ⁉️
➡️「いえ、入ってくるのは一瞬ですから」
電話📞で話した方(お問い合わせしてきた方)
「マンガじゃないんだけづさぁ～ネズミ🐀ってジャンプするんだって」
「マンガじゃないんだけづさぁ～ネズミ🐀って高い
ところも上ってくるんだって」
➡️こんな方いました。
『言葉』って恐いですね。
その言葉でどんな方なんだろう⁉️
でも、判断してしまいます。
成約して向かっていたところ
部材も全部購入し準備万端
➡️二時間前にキャンセル‼️
驚いて腰を抜かしました😮👀‼️😮
「そんな人いる？」
「はい、いました」
駆除・防除作業初日
ネズミ🐀の音が無くなったから
キャンセル
「そんな人いる❓⁉️」
「はい、いました」
😮👀‼️😮👀‼️😮
予定より早く止まった(０匹)になったから
一部返金してくれ
「そんな人いる❓⁉️」
「はい、いました」😮👀‼️😮👀‼️😮
酷い‼️
二度とやりたくない‼️
『人もいろいろ』『🐀もいろいろ』です
最後までお読み頂き誠にありがとうございました
